うちの長女(小学生)が銀魂にはまってしまいまして。
きっかけは映画に先駆けて放映されていた秋~冬にかけての再放送(ポロリ編)かと。
銀魂好きの私が見ていたのですが、何故か長女も一緒に見始め、さらに過去のアニメの録画まで遡って見始め、過去の映画のDVDを見始め、最終的には家に置いてある単行本からファンブックからジャンプから全部あさって読み始め、年末頃には爪先から頭までどっぷり銀魂に落ちていた娘。
(銀魂って小学生女子が読んで面白いものなのか甚だ疑問なのですが…)
で、1月に映画が公開されるということを知った長女は当然「見たい!」と言い始める。
が、コロナも流行ってるし、そもそも上映館が少ないのでちょっと遠出しなければならず、このコロナの状況下であんまりフラフラ遠くまで出かけるのもどうかなぁと思い、ていうかどうせすぐ飽きるだろうと思って放っておいたのですが、学校から帰ってきたらまずアニメの銀魂を見て、宿題が終わったら原作を読み、ローソンでもらった銀魂のファイルを嬉しそうに学校に持っていき、毎日一生懸命銀魂キャラの絵を練習して、「映画見たいなぁ」「映画見たかったなぁ」と事あるごとに呪詛のように吐き続ける長女が何だか不憫に思えてきて、直行直帰で映画見るだけなら少しくらいの遠出も許されるかなと思い、結局「じゃあ行くか!」と。
まぁ、コロナもあったし、映画館遠いし、何より最後の方はストーリーが複雑で原作読んでてもろくに理解できていない部分だったので「映画見てもついていけなそうだなぁ」と思ってはいたけれど、銀魂最後の映画ということで私も見たいと思っていたのは確かです。
なので、長女に絆されたというよりも、迷っている私の背中を長女が押してくれた感じです。
で、長女とそんな話をしていたら、今度は長男(中学生)が「じゃあ僕も行きたい」と会話に入ってくる。
何だよお前銀魂そんな好きだったっけ?て言うかそんならもっと早く言いなさいよ三人も行くなら特典の鬼滅の柱のポストカード(ひめじまさん=銀さん)狙いで行ったのに!!
と、まぁ残念ながら鬼滅カードのタイミングは逃してしまいましたが、そんな感じで結局親子で見に行くことになりました。
銀魂はファミリーで見る映画じゃないと思うんだけど……(笑)
そんなこんなで、土曜日にようやっと銀魂を見てきました。
面白かったー!!
原作はもちろん追ってはいたものの、終盤の複雑な部分はあんまり理解出来てない状態だったのですが(将軍暗殺の辺りですでに心が折れていた)、そんな状態でも充分に楽しめました。
お妙さんが凄く可愛かった。もう一回見たいと思えるくらいには楽しかった。
笑って泣いて、泣いて笑って。
しょっぱなの酷さも、本編でしんみりした後にその余韻を自らぶち壊すエピローグも、しかもそれが無駄にグダグダと長いところも、銀魂らしいなぁと。
そして、EDで傘をさすエリーのシルエットに気づいた瞬間泣きそうになりました。
雨の中、傘を持ったエリーがバス停で待ってる桂さんを迎えに行くMR.RAINDROP、可愛くて大好きだった……。
よくよく見ると、そんな感じで過去のEDの要素がいたるところにちりばめられていて、まさに集大成!
「これはあの時の!」「こっちはあの時の!」と、映像と共にたくさんの想い出がよみがえり、その歴史の長さを痛感しました。
アニメが始まって15年……アニメ一話はテレビに張り付いてリアルタイムで見たし、そもそも原作自体一話からジャンプで追っています(何ならだんでらいおんから追っています)。
それも勘定に入れると17年? 18年?
そりゃ私も歳をとるわ。
銀さんの年齢なんかとっくに追い越すわ。
気づいたら子供も二人生まれてるわ。
そして、その子供が成長して、親が好きだった漫画を読んで同じように好きになり、親子で一緒に映画を見に行く……。
連綿と続いて受け継がれる人間の想いというものの強さを、否が応にも感じましたよこんなところで(笑)
最後の映画、ちゃんと劇場で見れて良かったです。
迷っていた私の背中を全力で押してくれた娘に感謝。
そして銀魂に感謝。あなたたちに出会えて本当によかった。銀魂は永久に不潔です。これからも大好きです。
ありがとうきびウンコォォォ!
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